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リーダー的ブログ(*´∀`*)

世紀末リーダー伝たけし!の萌えを吐き出す場所です。 苦手な人は窓を閉じてお帰りください。
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魅惑の肌触り

トニーにとっては、そう変わらない、いつも通りの休日だった。
マミーが自分の部屋に遊びに来て、ボンチューも途中から呼んで、食事を一緒に取った後、マミーだけ酒を飲みながら皆でだらだら話しこむ。
話しこむと言っても、話題の提供はいつもマミーで、トニーやボンチューから話出す事は滅多にない。
マミーの話は多種多様で、喧嘩のことだったり、自分の興味のことだったり、ファミリーのことだったり。
とりあえず自分が話したい事を好き勝手に話しているようだった。
トニーはもともと無口で聞き役に回る方であるし、ボンチューは飽きてきたらテレビを見るか、その場に転がって寝てしまうかだった。
そんなボンチューにマミーがちょっかいを掛けて、心地よいまどろみを邪魔されたボンチューが軽く手を出し、それが大きな喧嘩に発展する前にトニーが止めに入り、二人を風呂に向かわせた後、寝具の準備をしてやる。

酒が回り始めているせいか、その日もマミーは饒舌であった。
ボンチューもその辺に転がりだしているし、そろそろ風呂も沸くからちょうどいいかな、とトニーはマミーの話を聞きながら頭の片隅で思った。
今のマミーの話題はファッションについてである。
正直に言って、トニーはファッションについてそんなに詳しく知りはしないし、こだわるほど興味もない。
だが、自分を慕ってくれている可愛い子は、それを自分なりに楽しんでいることを知っていたので、よく分からない単語が連呼されても聞き流さずに頭に入れていく。
今日はマミーに無理矢理に近い形で飲みにつき合ってやっているので、意識していないと内容をとんと理解できない。

「んでよ~、男でも最近レギンス履いてたりすんじゃん?」

「?うん?」

「でもそれを上手く履きこなせてる奴なんてなかなかいねーし、そうゆうの見てっと俺イライラしてくるんだよな~」

「そーなのか。」

とりあえず頷いておこうと返事をしたが、マミーがチロリと視線を向けてトニーを軽く睨む。
喉を鳴らしながら呑んだ缶ビールをカツン、とテーブルに置き、口を開いた。

「おめ、レギンス知ってる?分かってて返事してるか?」

「…してない。」

「やっぱりな~、これだよ、これ!」

そう言うとマミーは胡坐をかいていた己の脚を伸ばして、ドカッとトニーの脇腹に当ててきた。
別にどうでもいいんだけどな、と思いながらも、トニーはマミーの脚を掴んで横にずらす。
そのレギンスとやらは、サラリというかツルリというか、何とも形容しがたい手触りで、己が生きてきた中で、この生地を使った服を身にまとったことはないな、と思い返す。

「どうだ、俺の履きこなし。」

マミーはふふん、と自信ありげに鼻で笑う。
トニーは先ほど『知ったかぶるな。』と言われたも同然だったので、今度は正直に感想を述べる。

「よくわからないな。」

「ここは褒めるところだろ~、お前も空気読めないっていうか天然っていうか~」

カカカッと笑い始めたマミーだったが、トニーの掌はそのレギンスに触れたままだ。
何だか、手に吸いつくというか離し難い質感に、つい掌を上下に動かしてしまう。
マミーもそれに気付き、しかしそれを制することもなく、ぐびりと酒をあおる。

「あにすんだ、むっつりスケベ。」

「いや…マミーの脚に興味はないんだけど…肌触りというか触り心地が新鮮で…。」

「お前何気に俺の脚を侮辱したな。」

「この掌が滑るような感覚が面白くてね。」

そう言うとトニーはまた掌を動かした。
マミーは『ふぅん?』と分からないと言わんばかりの気の抜けた返事をした後、トニーの脇腹を再び蹴った。
今度はさっきよりも力が入っていて、トニーは『あいた。』と言葉ばかりの声を上げた。

「そんなに滑らかな脚触りたきゃぁ、女でもひっかけろ。あいつらならレギンスなりタイツなりストッキングなり履いてんだろ。」

「タイツ?ストッキング?」

「冬場に女が履いてたりすんだろ、ストッキングはOLとか常に履いてるし。タイツはそれほどすべすべじゃねーかもしれねぇけど。」

「そのストッキングっていうのは?」

「年上のおねーさんに実地で教えてもらえ。」

お前マニアックそうだから、ハマって抜け出せなくなるかもな。とニヤ~と悪そうに笑ったマミーの顔を見て、そんなにいいものなのだろうか、とトニーの胸に僅かながらの興味と好奇心が湧いた。
だが、自分を相手にする女性など思い付きもしなかったので、その感触を知ることはないだろうな、とも思った。
ボンチューが本格的に寝ようとしている。
マミーもそれに気付いて、ボ~ン~チュ~と唸りながら、頬を高速で人さし指でつついている。
風呂が沸いたと音楽とアナウンスが聞こえてきたと思ったら、ボコという鈍い音も聞こえた。
マミーがギャァギャァ喚きだすのを止めながら、トニーは先ほど伸ばされた脚とその手触りを思い出していた。


**************************************

裏に続きます!
トニーが大胆かつ変態気味です。←
久々の更新でトニーをそんな風にするなんて!(;´д`)
私のせいです、ごめんねトニーw

拍手[10回]

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Comment

こんばんは☆

  • 和泉
  • 2011-06-11 02:01
  • edit
モユコさんっ、お久しぶりです~vv
ここのところご無沙汰でした!もう少し生活に余裕が作れるよう頑張りたいですっ

新作読みましたぁああ!裏にコメントしようか迷ったのですが、上手く書き込めなかったのでこちらに…(不適切なら削除してくださいね)

京介のストッキング姿…だと…。さすが京介のフトモモを描かせたら日本一のモユコさんやで!!
私ホントにモユコさんの描く京介の太ももが大好きなんですよ…!あのむっちりとしてすべすべな感じの、柔らかそうなでもちゃんと男の子らしい筋肉もついてるであろう太ももが…(*´д`*)ハアハア
見たい…是非履かせてください…!

でも読んでてマミーのレギンス姿もエロいだろうなぁと思ったり(*´∀`*)
ブサイクには許されない(というかイケメンですら難しい)男のレギンスも、カリスマセンスのマミーなら着こなしてくれるでしょうvマミーは普通の人には難しい個性的なファッションも、自分流に出来そうです!

シュンとするトニーを見かねて、「履いてあげる」なんて言っちゃう京介は優しい子ですねvでもそんなトコロが狼達につけこまれる要因なんだよ!いい加減気付こうよ!(*´∀`*)
トニーも大概京介には甘いですが、京介は違う部分でトニーを甘やかしてると思います。

というか、トニーは絶対脚フェチですよNe!!女の人を見る基準も、断然胸より脚派そう。巨乳より美脚。まずは脚に目が行く。
でもそれは京介の足が好きだから他人を見る基準が足なのであって、どんな美人相手でも欲情するのは京介の足だけ、みたいな。
まだ京介への想いを自覚していない時期なら、普段の短パン生足な京介(無防備)にムラッとする自分に「?」と首を傾げたり、最後まで経験済みだったら、夜は京介をガンガン責めながら曲げた京介の膝にキスしたり、しっとりと汗ばんだ太ももを存分に撫で回したり……アレ?この位ならセーフですか?強制退場とか無いですよねっ??(今更焦る)

久しぶりのコメントなので、このへんにしておきます…。
こんなしょーもない奴ですが、これからも見捨てずにいてくれると嬉しいです!
長々とごめんなさい!また来ますね~v
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